【Q&A特集】不動産の売却について、古い家を解体してから売却した方が良いですか?
古い家をそのまま売るか解体して更地で売るかは「ケースバイケース」です。 結論としては、売却価格−解体費用+税負担+売却スピードを比較して得になる方を選びます。 以下、判断のポイントと具体例を簡潔に解説します(情報は2025年11月4日時点の一般的な目安です)。 判断の主なポイント 解体費用の目安:木造の小〜中規模で約50〜150万円、RCや大規模だと150〜400万円程度が一般的(地盤やアスベスト処理で増減)。 売却価格の差:築古のまま売ると「現状渡し」扱いになり、買主の再建築・補修リスクを考慮して相場より10〜30%安くなることがある(物件・立地次第)。 税・手続き:更地渡しでの登記・解体費は経費扱いになる場合あり。相続物件は相続税評価や譲渡所得の計算に影響。専門家(税理士・司法書士)との確認が必要。 販売スピード:更地の方が建替え自由度が高く買い手がつきやすく、早く売れる傾向。逆に築古の味や構造的価値を評価する買主(古民家再生など)がいる地域では「現状売却」でも高値がつく場合あり。 近隣規制・用途制限:再建築不可物件や建築基準法に抵触する場合は、更地にしても建替え不可のケースがあるため要注意。 具体例(単純化した試算) 売却想定価格(更地):3,000万円 解体費用:150万円 → 更地にして売った実収入イメージ = 2,850万円(税控除等未考慮) 一方、現状売却で買値が15%下がる場合:2,550万円。 この例では更地にして売った方が有利(2,850万 > 2,550万)。 実務的な進め方(遠方・相続含む場合) 「現地調査」と「概算査定」を依頼(写真でOK)。 解体見積りを複数社で取得(廃材処理・アスベスト有無を確認)。 不動産会社に「更地売却」と「現状売却」両方の想定販売価格と販売期間を出してもらう。 税務面は税理士、登記は司法書士に相談。 テライズホームの強み 左京区など地域相場に精通した精度の高い査定。 解体業者・司法書士・税理士と連携したワンストップ対応。 写真・オンラインでの現地確認から、委任状を使った代理手続きまで遠方対応可。
