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Q. 司法書士の役割は何ですか?

A. 結論:司法書士は「不動産の登記」や「売買手続きの法的安全性を担保する専門家」です。 不動産を購入するとき、売主と買主の間で契約を交わすだけで終わり、というわけではありません。 特に重要なのが「名義変更=登記(とうき)」です。誰がその不動産の所有者なのかを法的に明確にするため、登記簿に登録する必要があります。 この手続きを正確に、法律に基づいて行うのが司法書士の大きな役割です。 さらに、住宅ローンを利用する場合は「抵当権(ていとうけん)」の設定も必要になります。 これらの複雑な法的手続きを代行し、不備のないように進めてくれるのが司法書士です。 司法書士の主な役割と業務内容 司法書士が関わる具体的な内容は、主に以下の通りです。 1. 所有権移転登記の手続き 目的: 売主から買主へ、法的な所有権を移すための手続き 内容: 必要書類(売買契約書・本人確認書類・印鑑証明など)のチェック 登記申請書の作成と提出 登記完了後の「登記識別情報通知」の受け取り(※従来の登記済権利証にあたる) これは不動産取引の「ゴール地点」とも言える部分であり、この手続きが完了して初めて「名実ともに自分の不動産」となります。 2. 抵当権の設定(住宅ローンを使う場合) 目的: 金融機関が融資を行う際の担保として不動産に抵当権を設定する 内容: 金融機関との間で必要な書類のやりとり 抵当権設定登記の申請 将来の完済時に抵当権抹消手続きも担当 住宅ローンを利用する方にとっては、司法書士は「金融機関と買主の橋渡し役」にもなります。 3. 決済立ち会い(当日現場での確認) 目的: 決済が正しく行われるか、書類や金銭の授受が問題ないかを確認 内容: 買主が金融機関から融資を受けたかを確認 売主に代金が振り込まれたことの確認 所有権移転と抵当権設定の登記申請が問題なく行える状態かを最終確認 決済当日、司法書士がその場に同席することで、法的にも手続き的にも安心して取引を完了できます。 なぜ司法書士が必要なの? ■ 法的ミスを防ぐため 登記はミスが許されない非常に重要な法的手続きです。 一文字の記載ミスや証明書類の不備でも、登記が受理されない可能性があります。 特に近年では個人情報や権利の取り扱いが厳しく、専門的な知識が求められます。 ■ トラブルを未然に防ぐため 万が一、登記手続きが遅れたりミスがあると、第三者に所有権を主張されるリスクも。 司法書士はこうしたトラブルを事前に防ぐ「セーフティーネット」のような存在です。 登記費用・司法書士報酬の目安(2025年7月現在) 所有権移転登記の登録免許税: 固定資産税評価額 × 2.0%(通常) ※2025年7月現在、新築住宅購入時など一定条件で1.5%に軽減される場合あり 抵当権設定登記の登録免許税: 借入金額 × 0.4% 司法書士報酬: 一般的に5万円~10万円前後(物件価格や手続き内容により変動) 登記費用には「登録免許税」という国への支払いと、司法書士への「報酬」の2種類があることを理解しておきましょう。 テライズホームの強み:司法書士との連携体制 京都・左京区に根ざすテライズホームでは、経験豊富な地元の司法書士と強力な連携体制を整えております。 初めての方でも安心して取引が進められるよう、以下のサポートを実施しています。 登記費用の見積りを事前にご提示 決済当日の流れをわかりやすくご説明 面倒な書類収集もスタッフがしっかりサポート 登記後の所有権証明や住宅ローン完済後の抵当権抹消も対応可能 よくある質問(Q&A) Q:司法書士は自分で選べますか? A:基本的には買主が選ぶことができますが、信頼できる司法書士がいない場合は、不動産会社が紹介するケースが多いです。 Q:司法書士への支払いはいつ? A:通常は決済日当日に、不動産代金の振込と同時に報酬を支払うケースが一般的です。 Q:自分で登記することはできますか? A:理論上は可能ですが、書類の作成や法務局とのやり取りに専門的な知識が必要なため、司法書士に依頼するのが現実的です。 まとめ:安心・確実な取引のために、司法書士は欠かせない存在です 司法書士は、不動産売買の「縁の下の力持ち」です。 所有権の移転や抵当権の設定という、非常に重要な法的手続きを確実に行ってくれるからこそ、安心して家を買うことができます。 テライズホームでは、こうした法律面・手続き面のサポートをトータルでご提供しています。 不動産購入が初めての方でもご安心ください。 司法書士との連携を含め、すべてのプロセスをわかりやすく丁寧にご案内いたします。

住まいの小さな知恵袋
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