Q:売れなかった場合は、販売を中止しても良いのでしょうか?
【結論】販売の中止は可能です。ただし、注意点と今後の選択肢を理解しておくことが重要です。 不動産の売却活動を始めたものの、思ったように買い手が現れず、「このまま売れないのでは」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。 そのような場合、「販売を中止しても良いのか?」という疑問は当然のものです。 結論からお伝えすると、不動産売却の販売活動は、売主の意思でいつでも中止することが可能です。 ただし、媒介契約の内容や売却活動の状況、将来的な売却の可能性など、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。 【目次】 販売中止は可能ですが、媒介契約に注意 そもそも「なぜ売れなかったのか」を分析する 中止する前に見直したい5つのポイント 中止後の選択肢とその活用方法 テライズホームができるサポート 1. 販売中止は可能ですが、媒介契約に注意 不動産の売却を不動産会社に依頼する際には、「媒介契約」を結びます。 この契約には種類がありますが、基本的には契約期間中でも売主の判断で売却活動を中止することができます。 ただし以下の点に注意しましょう: 専属専任媒介契約・専任媒介契約:契約期間は最長3ヶ月です。途中で中止は可能ですが、契約解除を申し出る必要があります。 一般媒介契約:複数社に依頼可能で自由度が高いため、比較的柔軟に中止できます。 広告費等の請求:通常は成功報酬(売れたときの仲介手数料)が基本ですが、特別に広告費の実費がかかるケースも。事前に契約内容を確認しておくことが大切です。 2. そもそも「なぜ売れなかったのか」を分析する 販売を中止する前に、まずは「売れない理由」を客観的に分析しましょう。よくある原因は以下の通りです: 価格が相場より高い → 売主の希望価格が市場のニーズと合っていないと、買い手は現れにくくなります。 物件の状態が悪い・印象が良くない → 内覧時の第一印象は非常に重要です。クリーニングや修繕で改善できるケースも。 立地や環境に問題がある → 騒音、日当たり、アクセスの悪さなど。デメリットをどうカバーするかも戦略の一つです。 マーケティング不足 → 写真、広告、物件の見せ方が適切でないと、魅力が伝わりません。 テライズホームでは、上記のような要因を1つ1つ丁寧に検証し、改善の余地がある場合には具体的な対策をご提案しています。 3. 中止する前に見直したい5つのポイント 販売活動を終える前に、以下のポイントを見直すことで「売れる物件」に近づける可能性があります。 ① 価格の再設定 最近の成約事例や近隣相場をもとに、価格を見直すだけで反響が大きく変わることがあります。 ② 写真と広告の改善 プロカメラマンによる撮影や、バーチャルステージングでの演出などにより、内覧予約率が上がるケースも。 ③ ホームステージングの導入 家具の配置やインテリアの工夫により、物件の魅力を引き出します。購入後の暮らしをイメージしてもらいやすくなります。 ④ ターゲットの見直し ファミリー向けから単身者向けなど、訴求する層を変えることで新たな層に届く可能性があります。 ⑤ SNSやウェブでの告知強化 InstagramやYouTubeなどを活用した訴求で、地域を超えた潜在層へのリーチが可能です。 4. 中止後の選択肢とその活用方法 もし中止を決断したとしても、その後の方向性は一つではありません。 ・賃貸に出す 住宅ローンの返済や維持費を補いたい場合には、一時的に貸し出すという選択もあります。 ・将来の再売却に向けた戦略 しばらく様子を見て、時期を改めて再チャレンジするのも一つ。空き家対策やメンテナンスは忘れずに。 ・リフォームして価値を高める 間取り変更、水回りの改修などで物件の魅力がアップし、再販売時に高値で売却できることもあります。 ・相続・贈与を検討する 家族間での所有者変更や活用方法の見直しも、将来のための選択肢です。 5. テライズホームができるサポート 私たちテライズホームでは、左京区を中心に、地域密着で不動産の売却サポートを行っています。 販売が思うように進まない場合でも、 状況の分析 売却戦略の見直し 媒介契約の見直しや終了対応 賃貸への切り替え相談 空き家の維持管理支援 など、あらゆる方向からご相談を承ります。 特に、売れ残りリスクを抑えた「販売保証付きのご提案」や、「SNS・動画広告を活用した戦略的販売」もご好評いただいております。 【まとめ】 売却活動は、売主の意思で中止可能です。 ただし、媒介契約内容や契約期間の確認、費用の有無には注意が必要です。 売れなかった理由を分析し、価格・広告・ターゲットなどの見直しで売却成功に近づくことも可能です。 中止後にも賃貸やリフォームなど、別の活用方法があります。 テライズホームでは、どの段階でも売主様にとって最善の道を一緒に考え、サポートいたします。 「売れないかもしれない」という不安も、状況と対策を知ることで道が開けます。 まずはお気軽に、私たちにご相談ください。 (※本記事の内容は2025年7月時点の情報をもとに記載しています。法改正や市場動向により内容が変更される可能性があります。)