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Q:中古住宅の瑕疵(欠陥)はどこをチェックすべき?

A:建物の構造・設備・雨漏り・シロアリ被害など、見えにくい部分に注意しましょう 中古住宅を購入する際、見た目の良し悪しだけで判断してはいけません。 重要なのは「瑕疵(かし)」、つまり欠陥や不具合がないかをしっかり確認することです。 とくに構造部分や水回り、過去の修繕歴など、目に見えにくい部分に注意が必要です。 以下では、具体的なチェックポイントと注意点をわかりやすく解説します。 1. 瑕疵(かし)とは? まず「瑕疵」とは、建物の通常期待される性能が欠けている状態を指します。 たとえば以下のようなものです: 雨漏り 壁や床の傾き 基礎のひび割れ シロアリ被害 給排水設備の不具合 外見からは分からないことも多いため、注意深い調査が必要です。 2. チェックすべき具体的なポイント 中古住宅でチェックすべき瑕疵は、以下のように分類できます: ■ 構造部分 基礎のひび割れ:髪の毛ほどの細かいクラック(ひび)は経年劣化の範囲ですが、指が入るような幅の大きなものは要注意。 傾き・沈下:床にボールを置いて転がる場合、不同沈下の可能性があります。 ■ 雨漏り・水まわり 天井のシミや変色:雨漏りの跡かもしれません。 浴室やキッチンのカビ臭・床のふわつき:水漏れによる腐食の可能性あり。 ■ シロアリ被害 床下や柱の劣化:叩いたときに空洞音がする、木くずが落ちているなどは要注意。 羽アリの死骸や通り道(蟻道):見つかれば専門業者による駆除と補修が必要です。 ■ 設備関連 給湯器やエアコンの設置年数:製造から10年以上経過していれば交換前提で考えると安心。 配管の状態:築30年以上の住宅では、鉄管の腐食や詰まりが起きやすくなります。 3. 売主・仲介会社の説明義務と「告知書」の確認 中古住宅の取引では、売主に「重要事項の告知義務」があります。 具体的には、以下のような内容が「告知書」として示されます: 過去の雨漏り歴 シロアリの駆除歴 境界トラブル 近隣住民とのトラブル この「告知書」は必ず確認しましょう。 特に「瑕疵保険」に加入する場合、虚偽記載があれば補償の対象外になる可能性があります。 4. ホームインスペクション(住宅診断)の活用 個人では見抜けない瑕疵も多いため、第三者の建築士によるホームインスペクション(住宅診断)を依頼するのが賢明です。 【ホームインスペクションの主な内容】 建物の構造安全性チェック(耐震性含む) 屋根や外壁の状態 室内設備の動作確認 床下・屋根裏の確認 費用は5万~7万円程度が目安ですが、大きなトラブルを防ぐための「安心料」と考えましょう。 5. 瑕疵保険に加入しておくと安心 中古住宅の購入では、「既存住宅売買瑕疵保険」に加入することが可能です。 これは国土交通省が定めた制度で、次のようなメリットがあります。 万が一、購入後に欠陥が見つかった場合に補修費用をカバー 一定の条件を満たせば、住宅ローン控除・登録免許税軽減などの税制優遇が受けられる 保険加入にはインスペクションを経た建物が対象となります。 売主と相談し、購入前に手続きできるよう調整することをおすすめします。 6. テライズホームのサポート体制 私たちテライズホームでは、中古住宅の購入をご検討中のお客様に対し、 ホームインスペクションの手配 瑕疵保険の相談と申請代行 売主へのヒアリング・告知事項の精査 地盤調査や建物履歴の調査 といった安心のサポートをご提供しています。 左京区を中心に地域密着で実績を重ねてきたからこそ、目には見えない不安にも丁寧に対応いたします。 7. 最後に|中古住宅は「見えない部分」にこそ価値の差が出る 新築と違い、中古住宅は「今あるものを見て判断」する必要があります。 その際、外観や内装の見栄えよりも、「見えない不具合」がないかをきちんとチェックすることが、後悔しない購入につながります。 テライズホームでは、購入後に「こんなはずじゃなかった」と思わせないよう、事前の調査・確認を徹底しています。 物件選びに不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。 よくあるご質問(FAQ) Q. 瑕疵があった場合、売主に補修を求められますか? A. 売主が個人の場合、契約書で「瑕疵担保責任免責」となっていることが多く、補修は難しい場合があります。 ただし、重大な瑕疵や虚偽の告知があった場合には、損害賠償請求が可能なケースもあります。 Q. インスペクションはいつ実施するのが良いですか? A. 購入申し込み前、または売買契約の前までに実施するのが理想です。 タイミングを逃すと、後から修繕交渉ができなくなる可能性もあります。 Q. 瑕疵保険に入れる物件と入れない物件の違いは? A. インスペクションで「重大な劣化がない」と判定された物件のみが保険の対象になります。 補修が必要な場合は、先に補修を済ませることで加入できる場合もあります。

住まいの小さな知恵袋
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