Q. 売却価格はどのように決められますか?
A. 売却価格は「市場の相場」「物件の特徴」「売主の希望」をもとに総合的に判断します。 不動産の売却価格は、単に売主の希望だけで決まるものではありません。 大切なのは「市場価格に見合った適正な価格設定」です。 高すぎても売れ残り、安すぎても損をしてしまう――その中間点を見極めるために、さまざまな要素を踏まえた「査定」が行われます。 以下では、価格決定の主な仕組みとポイントについて詳しく解説します。 1. 不動産会社による査定が出発点です まずは不動産会社に物件の「査定(さてい)」を依頼するのが一般的です。 査定とは、その物件が市場でどれくらいの価格で売れそうかを調べ、参考となる金額を提示するプロセスです。 査定の方法は大きく分けて次の2種類があります: 机上査定(簡易査定) → 周辺の相場や過去の取引事例から概算を算出する方法。現地訪問なしで、短時間で結果がわかります。 訪問査定(詳細査定) → 実際に物件を訪れ、建物の状態や日当たり、眺望、管理状況などを総合的に評価する方法。より正確な価格が算出できます。 テライズホームでは、左京区を中心とした地域密着の経験を活かし、相場や買主ニーズを的確に反映した精度の高い査定を行っています。 2. 査定価格=売却価格ではない点に注意 査定価格はあくまで「この価格であれば売れる見込みがある」という予測値です。 実際に売り出す際は、以下のような要因を加味して、最終的な「売出価格(広告に出す価格)」を決めていきます。 ■ 売却価格に影響する主な要素: 立地(駅距離・学区・周辺環境) 築年数・建物の構造や仕様 管理状態(マンションの場合は管理組合の運営状況など) 周辺相場とのバランス 間取りや方角(日照・風通し) 設備のグレードやリフォーム履歴 市場動向(買主の動きや金利状況など) たとえば、築20年の一戸建てでも、リノベーション済で設備が一新されていれば評価は上がります。 また、2025年現在、住宅ローン金利は過去最低水準にあり、買主の動きも活発な傾向にあります。 3. 売主の希望価格も大切な判断材料 当然ながら、「いくらで売りたいか」という売主様のご希望も大事な要素です。 ただし、市場とかけ離れた価格設定をしてしまうと、長期間売れ残るリスクが高くなります。 価格が適正かどうかの判断ポイントは、次の通りです: 1〜2週間で内覧希望がある → 市場価格と合っている 1ヶ月以上反響がない → 高すぎる可能性がある 他の物件と比較されて選ばれない → 魅力が伝わっていない可能性がある こうした反応を見ながら、必要に応じて価格調整(値下げ)を行うケースもあります。 テライズホームでは、定期的にアクセス状況や内覧数をフィードバックしながら、柔軟に戦略を見直せるサポート体制を整えています。 4. 価格を決める上でよくある質問(Q&A) Q. 他社より高い査定額を提示された場合は信じていい? A. 査定額が高いからといって、それが「売れる価格」とは限りません。 過度に高い査定額で契約を取ろうとする業者もあるため、根拠の説明があるか、信頼できる地域密着型の会社かを見極めましょう。 Q. 住宅ローンが残っていても希望価格を決められる? A. はい、可能です。 ただし、ローン残債を下回る売却価格だと「追い金」が必要になるため、ローン残高とのバランスを確認しながら価格設定を行うことが重要です。 Q. 値下げを避けるにはどうしたらいい? A. 最初の価格設定が適正であることが最大のポイントです。 さらに、物件写真・紹介文・ホームステージングなど、買主の印象を高める工夫も効果的です。 5. テライズホームの強み:左京区専門だからできる、精度の高い価格戦略 左京区は、エリアごとに需要や価格帯が大きく異なる地域です。 たとえば、下鴨エリアと修学院では、同じ面積・築年数の物件でも評価に差が出ることがあります 。私たちテライズホームは、左京区専門の不動産会社として、以下のような強みを活かした価格提案が可能です。 実際の成約事例に基づいた現実的な価格提案 地元ならではの買主ニーズや売れ筋の把握 広告・内覧戦略との一貫したプランニング 希望と市場のバランスをとった「納得感のある価格設定」 まとめ:価格決定は「戦略」と「情報力」のかけ算 不動産の売却価格は、単に高く設定するだけでは成功しません。 買主のニーズや市場の相場、自身の売却スケジュールなど、複数の要素を考慮して、戦略的に決めていく必要があります。 テライズホームでは、左京区を熟知したスタッフが「売れる価格」の根拠をわかりやすくご説明し、ご希望に沿った価格設定・売却活動をサポートいたします。 価格についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。初回のご相談・査定は無料です。