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10月イベント情報|左京区の伝統と暮らしを結ぶ「下鴨神社えと祈願祭」

京都市左京区は、世界遺産・下鴨神社を中心に古代から続く信仰と生活文化が今も息づく街です。 その象徴的な催しのひとつが、毎年10月に行われる「下鴨神社えと祈願祭(崇敬者大祭)」です。 十二支の守護神を祀る言社で、五穀豊穣と商売繁盛を祈るこの祭礼は、地域住民にとって身近でありながら、観光客にも大変人気があります。 ここでは、えと祈願祭の魅力と、左京区に住むことの豊かさをあわせてご紹介します。 ■ 開催概要と所在地 開催日:2025年10月19日(日)11:00~(予定・要確認) 開催場所:下鴨神社(賀茂御祖神社)  京都府京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社は、京都最古級の神社として知られ、葵祭の舞台としても有名です。 糺の森(ただすのもり)と呼ばれる原生林に囲まれた境内は、四季折々の美しい景観を楽しむことができ、日常の生活空間にありながら特別な雰囲気を醸し出しています。 ■ えと祈願祭とは えと祈願祭は、下鴨神社の末社・言社(ことしゃ)に祀られる大国主命(大国さま)を中心としたお祭りです。 言社は七社に分かれ、それぞれ十二支の守護神を司っています。そのため「えと(干支)」にちなんだ祈願が行えるのです。 祭りではまず中門前で祝詞奏上などの神事が執り行われ、その後、重要文化財の舞殿において舞楽や邦楽といった伝統芸能が奉納されます。 五穀豊穣や商売繁盛を祈ると同時に、秋の収穫に感謝する意味合いを持ち、地域の暮らしに直結した祭礼といえるでしょう。 ■ 特徴と魅力 えと祈願祭の特徴は、祈願だけにとどまらず、参拝者も気軽に参加できる要素が多い点です。 奉賛券の販売  おでん・みたらし団子・神酒(ジュース)・福くじがセットになった奉賛券が頒布されます(要確認)。 地域のお祭りらしい温かみを感じられる仕組みです。 干支守の授与  自分の干支を守護する神にちなんだお守りを受けることができ、一年の安心を願えます。 舞楽・邦楽奉納  普段はなかなか触れられない伝統芸能を間近で鑑賞でき、子どもたちの教育的体験にも最適です。 地域住民はもちろん、観光客も「秋の京都」で季節と伝統を同時に楽しめる催しです。 ■ アクセス情報 電車:京阪電鉄「出町柳駅」から徒歩約10分 バス:京都市バス「下鴨神社前」下車すぐ 駐車場:境内に有料駐車場あり(台数制限あり) 下鴨神社は市街地からのアクセスが良く、観光と生活の両立がしやすい立地です。 糺の森に囲まれていながら、繁華街の河原町エリアへも徒歩圏内というバランスの取れた環境が特徴です。 ■ 設備と利用方法 下鴨神社の境内は常時参拝可能で、祭り当日は以下のような形で利用できます。 舞殿周辺の観覧スペース:無料で鑑賞可 奉賛券購入ブース:境内に設置され、食事や福くじを楽しめる 参拝方法:本殿参拝の後、言社で干支ごとに祈願 バリアフリー:境内は石畳が多いが、スロープや誘導員も配置されるため高齢者でも安心 ■ 利用者の声・口コミ えと祈願祭に参加した人々の感想をご紹介します。 「地元の人に混じってみたらし団子をいただき、まるで地域の一員になった気分になりました」 「子どもが自分の干支のお社にお参りでき、とても喜んでいました。教育的にも良い経験です」 「舞楽の奉納は本当に美しく、観光ではなく“体験”として心に残りました」 「下鴨神社に住んでいる方々の温かさに触れ、京都の暮らしの魅力を感じました」 口コミからは、地元住民との一体感や参加しやすさが評価されていることが伝わります。 ■ 地域コミュニティとの連携 下鴨神社えと祈願祭は、左京区の地域活動とも密接に関わっています。 地元商店街の協力:祭り当日は商店街が協賛し、特別セールや食のイベントが同時開催されることもあります。 学校との連携:近隣の小中学校が児童を対象に「干支守体験学習」を行う例もあり、地域教育に貢献。 文化継承活動:舞楽や邦楽の奉納には、地域の芸能団体が関わり、世代を超えた伝統継承が行われています。 ■ 社会貢献活動 下鴨神社や周辺住民は、えと祈願祭を通じてさまざまな社会的取り組みを行っています。 環境保護活動:糺の森の清掃活動や自然保護プログラムを実施 地域経済の活性化:奉賛券による売上の一部が地域団体に寄付 文化支援:伝統芸能の保存・継承に資金を充て、若い世代の育成を推進 ■ 周辺環境とおすすめスポット 下鴨神社周辺は自然・歴史・暮らしやすさが調和した環境です。 糺の森:国の史跡・天然記念物。森林浴や散歩に最適 鴨川デルタ:家族連れや学生の憩いの場。ピクニックや散策にも人気 出町ふたば:名物豆餅で行列が絶えない老舗和菓子店 京都大学・同志社大学:学術都市としての顔も持ち、学生街の活気を感じられる これらのスポットとあわせて楽しむことで、生活の豊かさを実感できるでしょう。 ■ まとめ:左京区で文化と暮らしを楽しむ 下鴨神社えと祈願祭は、千年以上の歴史を持つ社と地域住民の絆が生み出す行事です。 干支ごとの祈願、舞楽奉納、奉賛券による温かな交流は、訪れる人に「この街に暮らしたい」と思わせる魅力を備えています。 左京区は自然と文化が日常に溶け込み、イベントを通じて地域住民と観光客が交わる、京都でも特に住みやすいエリア。 えと祈願祭をきっかけに、この地に住むことで得られる豊かさをぜひ感じていただきたいです。

10月イベント情報
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