新緑がまぶしい季節も、紅葉が山を彩る季節も、子どもたちの元気な声が響き渡る場所。それが、京都市左京区の北白川幼稚園です。
「お山の幼稚園」で育む、かけがえのない体験 私たちの幼稚園は、京都東山三十六峰の一つ、北白川山の豊かな自然に抱かれています。 別名「お山の幼稚園」と呼ばれるように、一歩足を踏み入れれば、そこはまるで子どもたちだけの冒険の森。 広々とした園庭からは、青い空と緑の木々が見渡せ、四季折々の自然の変化を肌で感じることができます。 「お山を思い切り駆けまわった!」 「虫や草花、小さな生き物たちに出会えた!」 「毎日お友達とたくさんの遊びを発見した!」 私たちは、幼児期にしかできない、こうした心と体に深く刻まれる体験を何よりも大切にしています。 毎日が発見と感動の連続。その一つひとつが、将来の人生を支える強固な土壌となっていくと信じているからです。 心と体を育む、70年以上続く伝統の「歩き」 北白川幼稚園が創設以来、70年以上にわたって大切にしてきた教育の原点。それは、**「心とからだの健康づくり」**です。 その象徴ともいえるのが、毎日の**「歩いての送り迎え」**です。 いくつかの集合地点から、先生やお友達と一緒に手をつないで、幼稚園のあるお山のてっぺんまで歩いて登ります。 雨の日も風の日も、石段をひとつひとつ自分の足で踏みしめて進むのです。年長のお兄さんやお姉さんが、小さな年下の子の手を優しく引いてくれる姿は、私たちの自慢でもあります。 この毎日の道のりは、子どもたちの足腰を強くするだけでなく、さまざまな学びの機会を与えてくれます。 社会の様子に触れたり、季節の移り変わりを感じたり。時には、少しの困難に直面することもあります。 しかし、そうした経験を通して、子どもたちは**「耐える力」や「優しさ」、そして「感動する心」**を自然と養っていくのです。 遊びの中から生まれる「生きる力」 私たちの幼稚園には、特定のカリキュラムはありません。 子どもたちは、広々とした園庭で、思い思いに好きな遊びを見つけていきます。 砂場で山を作ったり、竹馬やなわとびに挑戦したり、友達と鬼ごっこで汗を流したり。 「こうした遊びの中で、子どもたちは多くのことを学びます。 『はげましあい』『ゆずりあい』『いたわりあい』。先生や友達との関わりを通して、相手を思いやる気持ちや、自分の気持ちを伝える大切さを学んでいくのです。 子どもたちが自ら遊びを考え、工夫する中で生まれる「生きる力」こそ、これからの時代を力強く歩んでいくために不可欠なものだと私たちは考えています。 安心して過ごせる、安全で心地よい環境 広々とした園庭には、芝生が広がり、子どもたちが思い切り走り回れる最高の場所です。 砂場、ブランコ、滑り台、ジャングルジムといった遊具も、子どもたちの成長をサポートする大切な遊びの道具です。 子どもたちが毎日安心して過ごせるよう、施設の安全性には細心の注意を払っています。 最近では、地域の皆様のご協力をいただきながら、テライズホームと共同で、より安全な施設づくりを検討しております。 この取り組みを通して、子どもたちがより安心できる環境を整え、保護者の皆様の信頼にお応えしていきたいと考えています。 また、子どもたちの「初めて」を温かく見守る経験豊富な先生たちが、毎日を笑顔でサポートします。 まるで大きな家族のような、温かくアットホームな雰囲気が北白川幼稚園にはあります。 園長からのメッセージ:『今の時代は不足しているものが不足している』 園長の山下太郎は、こう語ります。 「今の時代は、何もかもが充足している環境の中で、苦労を乗り越える喜びを感じにくくなっています。知識は豊富でも意志が弱い、人の痛みが分からない。そのような状況を危惧する声も耳にします。 だからこそ、私たちは、豊かな自然という最高の環境を活かし、強い体としっかりとした心を持った人間づくりに尽力したいと考えています。 北白川幼稚園は、子どもたちが、これからの人生を笑顔で力強く歩んでいくための土台を築く場所です。 ぜひ一度、お山の幼稚園へ遊びにいらしてください 子どもたちの未来は、無限の可能性に満ちています。 その輝かしい未来への第一歩を、私たち北白川幼稚園で踏み出してみませんか? 百聞は一見にしかず。 ぜひ一度、この北白川の山の上まで足を運んでみてください。 子どもたちの元気な声、そして豊かな自然が、皆様を温かくお迎えします。 皆様にお会いできる日を心より楽しみにしております。 学校法人北白川学園 北白川幼稚園 京都市左京区北白川山ノ元町41 tel. 075-781-3200