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査定価格と売却価格の違いとは? 左京区でよくあるケースと、納得できる価格の考え方

はじめに|「査定価格=売れる価格」ではありません。 「不動産会社から3,000万円の査定を受けたけれど、この金額で本当に売れるのかな?」 そんな疑問を持たれた方も多いのではないでしょうか。 不動産の査定価格は、確かに“売却の目安”となる数字です。 しかし、実際にその価格で売れるとは限らないのが現実です。 このコラムでは、不動産売却の現場でよくある誤解や混乱を防ぐために、「査定価格」と「売却価格」の違いについて、京都市左京区の具体例も交えながら、丁寧に解説していきます。 査定価格とは「予想」であり「提案」 不動産の査定価格とは、不動産会社が過去の取引事例や市場の相場をもとに、 「このくらいで売れそうです」と算出した販売予想価格です。 たとえばこんな方法で決まります: 周辺の成約事例との比較(過去1〜2年の販売実績) 土地・建物の面積や築年数、方位、駅からの距離など 現地調査や建物の状態も含めた「訪問査定」の結果 左京区では、同じ築年数でも「白川通沿い」か「山側」かで大きく相場が異なります。 また、叡山電鉄沿線のような地域では「坂が多い」「スーパーが近い」などの生活環境も査定に影響します。 つまり、査定価格とは“売れる可能性が高い金額”であって、確定した販売価格ではないということです。 売却価格とは「実際に売れた金額」 一方、売却価格とは、実際に買主との間で契約が成立したときの価格を指します。 ここには、以下のようなさまざまな要素が絡んできます: 購入希望者との価格交渉 売主側の希望価格や「早く売りたい」という事情 買主側のローン承認や他物件との比較検討 不動産市況(景気、金利、需給バランス) たとえば、ある左京区の中古一戸建てで、査定価格が3,200万円だった物件が、 結果的に3,080万円で成約した事例もあります。 逆に、販売開始時に2,800万円だった中古マンションが、人気エリアで反響が多く、 最終的には3,000万円で売却できたケースも。 つまり、売却価格は**「市場が評価した実勢価格」**なのです。 なぜ査定価格と売却価格に差が出るのか? では、なぜ両者に差が生まれるのでしょうか? 主な理由は次のとおりです。 ■ 理由1:市場のタイミング 不動産市場は常に動いています。 たとえば金利が上昇すると買主の購買意欲が弱まり、価格は下がりやすくなります。 逆に、人気の小学校区に空きが出たときなどは、価格が上がることも。 左京区では、観光地としての魅力や学生需要などの影響もあり、 時期によって動きが変わるエリアも多いのが特徴です。 ■ 理由2:売主と買主の交渉 売主の「この価格以下では売りたくない」という想いと、 買主の「この条件なら買いたい」という希望の落とし所を見つけて、価格が決まっていきます。 特に個人間の売却では、価格だけでなく「人柄や印象」も交渉に影響することがあります。 ■ 理由3:販売戦略の柔軟性 最初に提示した価格が高すぎると、長期間売れ残ってしまい、 結果的に値下げを繰り返して損をしてしまうこともあります。 逆に、少し低めに設定して買い手を集め、競争を生み出すことで価格が上がるケースも。 これは、経験ある不動産会社の戦略とサポートの差が大きく出るポイントです。 納得のいく売却をするために|4つのヒント 査定価格は「参考価格」として捉える  → 複数社から査定を取り、平均値を見るのがおすすめです。 売却活動中も市場の反応を見ながら柔軟に動く  → 内覧数や問い合わせ数の変化をチェック。 高値ばかりを追わず、「納得できる価格」かを考える  → 「あとから後悔しない金額」は何か、自分軸を持つこと。 信頼できる地元密着の不動産会社に相談する  → 左京区のような地域性の強いエリアでは、地元の知識が成約率に直結します。 まとめ|大切なのは「数字」より「納得感」 査定価格と売却価格の違いを知ることは、不動産売却を「納得のいく取引」にする第一歩です。 単に高く売れたかどうかではなく、 「自分の希望に沿った形で、安心して売却できた」と思えることが、本当の意味での成功だと私たちは考えています。 ▶ 左京区での売却相談はお気軽にどうぞ テライズホームは、京都市左京区に根ざした不動産会社として、 地域の特性を踏まえた査定・販売戦略で、売主さまのご希望に寄り添ったサポートを行っています。 「この家、いくらで売れるの?」 そんな素朴な疑問からでも、どうぞお気軽にご相談ください。

住まいの小さな知恵袋
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