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【左京区不動産のQ&A】左京区で空き家を購入して活用することはできますか?

左京区には歴史ある建物や使われていない空き家が多く存在します。 これらを購入して活用することは十分に可能で、むしろ京都市も空き家の有効活用を推進しています。 購入から活用までの方法と、注意点を詳しく解説します。 左京区の空き家事情 空き家が多い理由 なぜ空き家が増えているのか 左京区は古くからの住宅地が多く、以下の理由で空き家が発生しています。 高齢化による住み替えや施設入居 相続後に管理できない 建物が古く修繕費用が高額 再建築に制限があるエリアが多い 文化財保護区域での建築規制 空き家の分布エリア 山間部に近いエリア(修学院、岩倉など) 古い住宅街(銀閣寺周辺、北白川など) 細い路地に面した物件 古民家や京町家 空き家購入のメリット 相場より安く購入できる 空き家は通常の不動産より安く購入できる可能性が高いです。 価格の目安 築40年以上の木造住宅:1,000万円〜3,000万円 京町家:500万円〜2,500万円(状態による) 土地付き空き家:2,000万円〜5,000万円 その他のメリット リノベーションで理想の住まいを実現 歴史的価値のある建物を保存できる 投資用物件として活用 補助金制度を利用できる場合がある 空き家の探し方 京都市の空き家バンク 京都市空き家バンクとは 京都市が運営する空き家の情報提供サービスです。売却や賃貸を希望する空き家所有者と、利用希望者をマッチングします。 利用方法 京都市住宅政策課のホームページにアクセス 空き家バンクに登録されている物件を検索 左京区エリアで絞り込み 気になる物件があれば問い合わせ 登録物件の特徴 比較的状態の良い物件が多い 所有者が活用を希望している 仲介手数料が発生する場合がある 不動産会社を通じた探し方 左京区に強い不動産会社 地域密着型の不動産会社は、表に出ていない空き家情報を持っていることがあります。 探し方のポイント 左京区内に店舗がある不動産会社に相談 空き家活用に詳しい業者を選ぶ 古民家や京町家専門の業者もある 複数の業者に依頼して情報を集める 相談時に伝えること 予算 希望エリア 物件の用途(住居、賃貸、店舗など) リノベーション予算 購入時期 現地調査で見つける方法 自分の足で探す 実際に左京区を歩いて、空き家を探す方法もあります。 見分け方 郵便受けに郵便物が溜まっている 庭の手入れがされていない 電気メーターが動いていない 建物の傷みが目立つ 「売家」の看板がない場合もある 所有者への連絡方法 法務局で登記簿謄本を取得して所有者を確認 近隣住民に聞き込み 不動産会社に仲介を依頼 直接交渉は慎重に行う 行政からの情報 左京区役所への相談 区役所のまちづくり推進課などで、空き家に関する情報を得られる場合があります。 相談できること 地域の空き家状況 活用事例の紹介 補助金制度の案内 建築規制の確認 空き家購入時の注意点 建物状態の徹底確認 インスペクション(建物状況調査)の実施 空き家は長期間放置されていることが多く、見えない部分の劣化が進んでいます。 必ず確認すべきポイント 構造部分 基礎のひび割れや沈下 柱や梁の傾き、腐食 屋根の状態(雨漏りの跡) 外壁のひび割れ 設備関係 給排水管の老朽化 電気配線の状態 ガス設備の有無と状態 水回りの腐食 その他 シロアリ被害の有無 床下の湿気 断熱材の状態 カビや悪臭 専門家への依頼 ホームインスペクター:5〜10万円程度 建築士:10〜20万円程度 必要経費として惜しまない 再建築の可否 再建築不可物件に注意 建て替えができない土地があります。 再建築不可となる主なケース 接道義務を満たしていない(幅員4m以上の道路に2m以上接していない) 建築基準法の道路に接していない 市街化調整区域内 文化財保護の規制がある 確認方法 左京区役所の建築審査課で確認 不動産会社に調査してもらう 土地家屋調査士に依頼 再建築不可物件の活用法 リノベーションで活用(建て替えはできないが改修は可能) 賃貸として貸し出す 店舗やアトリエとして使う 価格が安いため投資効率は良い場合も 接道状況の確認 重要性 接道状況は建物の価値や活用方法に大きく影響します。 確認ポイント 道路の幅員(4m以上が望ましい) 私道か公道か 私道の場合の持ち分や通行権 セットバック(道路後退)の必要性 左京区特有の事情 古い住宅地は道が狭い場所が多い 京町家は路地奥に立地することも 車の駐車スペース確保が難しい場合も 埋設物や土壌汚染 見えないリスク 地中に何が埋まっているか、土壌に問題がないかの確認も重要です。 確認事項 以前の建物の基礎や浄化槽の撤去状況 地中埋設物の有無 土壌汚染の可能性(工場跡地など) 地盤の強度 対策 地盤調査を実施(5〜15万円程度) 契約時に「瑕疵担保責任」を明確にする 発覚した場合の費用負担を事前に取り決め 近隣関係 トラブルを避けるために 空き家周辺の近隣住民との関係も確認しましょう。 確認すべきこと 境界線の明確化 越境物の有無(屋根、樹木など) 近隣とのトラブル歴 地域のルールや慣習 対策 購入前に近隣住民に挨拶 境界確定測量を実施 トラブルがある場合は慎重に判断 空き家の活用方法 自宅として住む リノベーション住宅として 空き家を自分好みにリノベーションして住むのは、最も一般的な活用法です。 メリット 立地の良い場所を安く手に入れられる 自由に間取りや設備を変更できる 古民家の風情を残しながら快適に 新築より環境に優しい 費用の目安 軽微なリフォーム:300万円〜800万円 フルリノベーション:1,000万円〜2,500万円 構造補強含む大規模改修:2,000万円〜4,000万円 注意点 リノベーション中は仮住まいが必要 予算オーバーしやすい 工事期間は3ヶ月〜1年程度 賃貸物件として貸し出す 投資用不動産として リノベーション後に賃貸に出す投資方法です。 向いている物件 駅やバス停に近い立地 京都大学など教育機関に近い 観光地へのアクセスが良い 賃貸パターン 長期賃貸 学生や単身者向け:月3万円〜6万円 ファミリー向け:月8万円〜15万円 安定収入が見込める 短期賃貸(民泊) 観光客向けに宿泊施設として運営 旅館業法の許可が必要 左京区は住宅宿泊事業法(民泊新法)の制限あり 収益性は高いが管理の手間も大きい 注意点 民泊は規制が厳しく、左京区では実質困難なエリアも 長期賃貸の方が安定的 管理会社への委託も検討 店舗・事務所として活用 商業利用 用途地域によっては、店舗やカフェ、事務所として活用できます。 向いている物件 通りに面した物件 駐車スペースがある 改装の自由度が高い 活用例 カフェ・レストラン 雑貨店・ギャラリー 美容室・サロン デザイン事務所 シェアオフィス 開業までの流れ 用途地域の確認(商業利用可能か) 建築基準法に適合させる改修 保健所や消防署への届出 営業許可の取得 費用の目安 店舗用改装:500万円〜2,000万円 飲食店の場合はさらに厨房設備費用 シェアハウスとして運営 若者や留学生向け 京都大学など教育機関が多い左京区では、シェアハウス需要があります。 メリット 複数の入居者から家賃収入 空室リスクの分散 学生や留学生に人気 運営方法 個室を4〜6室程度確保 共用スペース(キッチン、リビング、浴室)を設ける 家賃は月2万5千円〜4万5千円程度/室 注意点 寄宿舎として建築基準法の規制あり 管理の手間がかかる 入居者同士のトラブル対応 管理会社への委託も検討 コミュニティスペースとして 地域貢献型の活用 空き家を地域の交流拠点として活用する方法もあります。 活用例 コミュニティカフェ 子ども食堂 ワークショップスペース アートギャラリー 図書スペース メリット 地域に貢献できる 補助金が受けられる可能性 地域との良好な関係構築 注意点 収益性は低い 運営の情熱と継続性が必要 ボランティアスタッフの確保 利用できる補助金制度 京都市の空き家対策補助金 京都市空き家活用×地域活性化推進事業 空き家を地域活性化のために活用する場合、改修費用の補助が受けられます。 補助内容 補助率:対象経費の2/3以内 補助限度額:200万円 地域貢献型の活用が条件 対象となる活用例 地域交流拠点 子育て支援施設 コミュニティカフェ 創業支援施設 京都市京町家保全・継承支援事業 京町家の保全に対する補助 京町家を保全し活用する場合の支援制度です。 補助内容 改修工事費の補助 耐震診断費用の補助 専門家派遣 対象 昭和25年以前に建築された伝統的木造建築物 京町家の外観を保つ改修 耐震改修補助金 京都市木造住宅耐震改修助成事業 昭和56年以前に建てられた木造住宅の耐震改修に対する補助です。 補助内容 耐震診断:無料または低額 耐震改修工事費:上限100万円(条件により異なる) 耐震シェルター設置:上限30万円 対象条件 昭和56年5月31日以前の着工 木造住宅であること 耐震診断の結果、倒壊の危険性がある 省エネリフォーム補助金 国の補助制度 省エネ性能を高めるリフォームに対する補助金もあります。 主な制度 こどもエコすまい支援事業(該当する場合) 既存住宅における断熱リフォーム支援事業 長期優良住宅化リフォーム推進事業 補助対象工事 断熱窓への交換 断熱材の施工 高効率給湯器の設置 太陽光発電設備の設置 空き家購入から活用までの流れ ステップ1:物件探し(1〜6ヶ月) やるべきこと 空き家バンクや不動産会社で情報収集 左京区内の希望エリアを絞り込み 予算の確定 複数物件の比較検討 現地視察 ステップ2:物件調査(1〜2ヶ月) やるべきこと 建物のインスペクション実施 再建築可否の確認 接道状況の確認 用途地域の確認 近隣への聞き取り 見積もりの取得(リノベーション費用) ステップ3:購入交渉・契約(1〜2ヶ月) やるべきこと 価格交渉 住宅ローンの事前審査 重要事項説明の受領 売買契約の締結 手付金の支払い 住宅ローン本審査 ステップ4:リノベーション計画(1〜3ヶ月) やるべきこと 設計士や工務店と打ち合わせ 詳細な図面の作成 工事費用の最終確定 補助金申請(該当する場合) 建築確認申請(必要な場合) 近隣への工事説明 ステップ5:工事実施(3〜12ヶ月) やるべきこと 工事開始 定期的な現場確認 変更事項の調整 追加工事の判断 完成検査 ステップ6:活用開始 自宅の場合 引っ越し 住民票の移動 ご近所への挨拶 賃貸の場合 入居者募集 賃貸借契約 管理会社との契約 店舗の場合 営業許可取得 開業準備 開業届の提出 成功事例 事例1:銀閣寺近くの古民家をカフェに 物件概要 築80年の木造2階建て 購入価格:1,500万円 リノベーション費用:1,200万円 合計:2,700万円 活用内容 1階をカフェスペースに 2階をギャラリーに 庭を活かしたテラス席 結果 観光客と地域住民に人気 月商100万円〜150万円 地域の交流拠点として機能 成功のポイント 立地を活かした用途選択 古民家の風情を残したデザイン 地域に溶け込む営業姿勢 事例2:岩倉の空き家を賃貸住宅に 物件概要 築45年の木造戸建て 購入価格:800万円 リノベーション費用:600万円 合計:1,400万円 活用内容 フルリノベーションで2LDKに 若いファミリー向けに賃貸 家賃:月10万円 結果 表面利回り:約8.6% 長期入居が決まり安定収入 3年で投資額の30%以上回収 成功のポイント 割安な物件の発掘 ターゲットを明確にした改修 適正な家賃設定 事例3:修学院の空き家を自宅に 物件概要 築50年の木造平屋 購入価格:1,200万円 リノベーション費用:1,500万円 合計:2,700万円 活用内容 自宅として全面改修 耐震補強と断熱性能向上 バリアフリー化 結果 快適な住環境を実現 新築より1,000万円以上節約 耐震補助金80万円を活用 成功のポイント 立地優先で物件選定 補助金の有効活用 長期的な資産価値を重視 よくある失敗例と対策 失敗例1:修繕費用の見積もり甘さ 何が起きたか 購入後に予想外の修繕箇所が見つかり、予算を大幅にオーバー。 対策 購入前に必ずインスペクション実施 予備費を全体予算の20%確保 見えない部分(床下、屋根裏)も確認 失敗例2:再建築不可と知らずに購入 何が起きたか 将来建て替えようと思っていたが、再建築不可と判明。 対策 購入前に建築審査課で必ず確認 重要事項説明書を入念にチェック 不明点は専門家に相談 失敗例3:近隣トラブルの引き継ぎ 何が起きたか 購入後に境界トラブルがあったことが判明。 対策 購入前に近隣住民に聞き取り 境界確定測量を実施 売主から詳細な説明を受ける まとめ 左京区で空き家を購入して活用することは十分に可能です。 京都市の空き家バンクや不動産会社を通じて物件を探し、インスペクションで建物状態を確認し、再建築の可否や接道状況をチェックすれば、安心して購入できます。 活用方法は、自宅として住む、賃貸に出す、店舗として使う、シェアハウスにするなど多様です。 京都市の補助金制度を活用すれば、改修費用の負担も軽減できます。 成功のポイントは、購入前の徹底した調査、現実的な予算設定、明確な活用目的です。 左京区の空き家には、歴史的価値や立地の良さという魅力があります。 適切な調査と計画で、空き家を価値ある資産に変えることができます。

住まいの小さな知恵袋
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