【左京区の地域情報|ターニングポイント】結婚を機に左京区へ。新しい家族のスタートに選んだ理由
結婚を機に左京区へ移住したのは、僕たち夫婦にとって自然な流れだった。 それまでは、二人とも仕事の都合で大阪のマンションに住んでいた。 狭い部屋で、週末は互いに疲れて顔を合わせるだけの日々が続いていた。 結婚が決まった頃、子どもができたらどうしようかと話す中で、ふと「ここで子育てするのは違うかも」と感じ始めた。 都会の喧騒の中で、子どもがのびのび育つイメージが湧かなかった。 妻が妊娠を告げてくれた日、僕たちは本気で「どこに住むか」を考え始めた。 最初は迷った。 予算のこともあるし、京都に戻るのは現実的か。 妻の実家が左京区にあるとはいえ、僕自身は京都に縁が薄かった。 左京区のことを調べると、鴨川や比叡山麓の自然が身近で、地下鉄で中心部にも出やすいと知った。 でも、それだけでは決めきれなかった。 結局、決め手になったのは子どもの入学のことだった。 妻のお腹が大きくなってきた頃、左京区の学区について詳しく調べた。 左京区には自然豊かな環境に囲まれた小学校が多く、子どもたちが川辺で遊んだり、近くの公園で走り回ったりできる。 たとえば下鴨小学校や錦林小学校周辺は、賀茂川や下鴨神社の緑に守られていて、静かで落ち着いた雰囲気だ。 地域の子ども同士が顔見知りになりやすく、のびのびと学べるという声も多かった。 京都の中心部に近いのに、こんなに自然が残っている場所は他にないと思った。 それに比べて、大阪のマンション暮らしを続けていたら、子どもはコンクリートの隙間で遊ぶことになるかもしれない。 学校までの道も車通りが多くて心配だ。左京区なら、鴨川沿いを散歩しながら登校できるかもしれない。 子どもが小さな頃から、自然に触れて育つ姿を想像すると、心が軽くなった。 迷いはあった。 引っ越し費用や新しい生活の不安。 でも、子どもが生まれて初めて抱いたとき、「この子に、僕たちが子どもの頃に感じたような穏やかな毎日をあげたい」と思った。 あの瞬間、決断は固まった。左京区で家族のスタートを切ろう、と。 今、左京区に住んで3年目。 子どもはもうすぐ幼稚園を卒業する。毎朝、鴨川のせせらぎを聞きながら散歩するのが日課になった。 妻と子どもと三人で、週末に近くの森を歩く。 子どもが石を拾っては「見て見て!」と駆け寄ってくる姿を見ていると、あのときの迷いが嘘のように思える。 左京区を選んだのは、子どもの入学を前にした、家族の未来を真剣に考えたからだ。 ここなら、自然環境の中で安心して学べる学区がある。 子どもが小学校に入る日が近づくにつれ、改めて「ここでよかった」と感じる。 あなたも、人生の節目で同じように迷うことがあるかもしれない。 でも、子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、一歩踏み出す勇気があれば、きっと後悔のない選択になるはずだ。 僕たちのように、静かに、でも確実に、新しい家族のページをめくることができる。
